知識の広げ方

完全に思いつきで書くことだから、別に読み流してもらって構わないです。


色んな経験をするのは大切かもしれないけど、その経験をちゃんと知識として飲み込むためには、その前提となるものがなくてはならない。つまり、いわゆる「前知識」というものが必要になってくる。
これを摂取するために必要となるのが、読書。多分野にわたって本を読んで、知識を作ること。それがあって、体験したことを新しい知識として、身につけることができる。
人生経験で読書を代用することが出来るか、というと、それは必ずしもノーとは言えない。かもしれない。だけど、人生経験だけでは、時間的にも量的にも限界がある。人生は短すぎるし、一人の人生を通じて得られるものは、あまりにも狭いから。
本は色んな視点から見た世界の集約だから、そこから得られるものは、誰かの経験のコンパクトなエッセンスである。だから、実際に経験するよりも、はるかに短い時間で、多くのものを得ることができる。
といっても、読書一辺倒になることも、正しいとはいえない。実際の人生経験を通じなければ決して得られない感触や感情というのは確かに存在する。自分の手足や五感で経験しなければ、分かりえないものもある。だからバランスは大切になってくるし、そこは忘れてはいけない。


読書して、さらに突っ込んで知りたいと思うようなことを見つけて、それを生身をもって体験していくことが、生きた知識の醸成への最短経路なんじゃないか、と思う。少なくとも、広範でそれなりの深みを持った知識を得ていくためには、そういうやり方が適している気がする。


それから、知識を得ることと、それをうまく使うことは、別の話だと思う。というのも、見ててなんか、分かるから。すごく色んなことを知っているのに、その知識を使うのではなく、その知識に使われている人。逆に、知っていることをきっちり掌握して、自分のものとして操っている人。なんとなく、その違いっていうのは、見えてしまうような気がする。作品とかに触れてると。


完全に思いつきで書き流したことなんで、読み流してもらって構わなかったんだけど。なんか思うところがあったような人がコメントしてくれたら、嬉しいです。