体をあやつる

バドミントンサークルに入ったため、週に三回程度バドミントンをやっています。高校のときもバドミントン部で、引退した頃には「多分もう一生バドはやらないだろう」と思っていたのに、結局同じところに着地してしまいました。つまるところ、慣れたことをやるのが一番気楽みたいです。
およそ一年の空白を経ていますから、高校生だった自分が一体どんなふうに体を使っていたかなんて、ほとんど忘れてしまっています。覚えているのはせいぜい、ラケットの持ち方とフットワークの動き方程度。それも、頭で覚えているにすぎません。体に刻まれていたはずの技能は、かすかに残っているだけです。
ここ数日は、頭に辛うじて残っている動きのイメージに、体の動きを一致させるように意識しながら動いています。なるべく前へ、なるべく速く、なるべく高く。脳のイメージを体で再現して、体で記憶していく。かすかに体に残っているものの上から、新たに塗り替えてい、というほうが適切かもしれません。
だからこそ結構新鮮味があって面白いです。悪い動きは、美化された頭のイメージを体現することでなかったことにしたりして、自分の体と心をすりあわせていく。運動神経がいいほうでは決してないけれど、心身の一致を自分なりのペースではかっていくのは、なかなか楽しかったりします。